豪雨災害からの二か月

はじめまして、こんにちは。

熊本県の古民家スタイルstudio和~なごみ~です。

7月4日の『令和二年7月豪雨災害』は、まさに私が暮らす人吉球磨地域でおきました。

友人や、親戚など地域が広域で被害を受け、とんでもない光景が広がっていました。

実際に私自身は被害なく暮らせていますが、被災された方を思うと苦しくてたまらない時間だけが過ぎています。

実際には、だいぶきれいにはなってきたもののまだ手付かずの場所もあり、復興にはまだまだ時間がかかります。

ブログの更新には葛藤がありました。

このような時間を持つことより私にできることはほかにないのか

仕事をしていてよいのだろうか

手伝いに行かなくては。。。

本当に毎日この気持ちは心のどこかにあり、消えることはないのです。

被災当日を振り返ってみると、被災直後はまだどのくらい道が通るのかも把握できませんでした。

たくさんの友人からの心配の声が届きありがたかったのと同時に、地元にいる友や親戚、クライアント様、関係しているすべての方の安否がわかるまで泣きそうになりながら連絡を取っていました。

そしてそして親友からのHELPが来た時には、子供を親に託して手伝いに行きました。

それから、しばらくスタジオを閉鎖し、支援活動へ。

これは『私が私の気持ちの踏ん切りがつかないから、私のために行った決断です。』

全て主語は【私】

とても自分勝手で、自己満足といわれても仕方ない。

そんな中で、私を仕事に戻さざるを得ないことが起こり始めます。

被災されていない方の中にも、当たり前のように体がすぐれず、頼って訪ねてくださるクライアント様がいたことを母から聞いたときに、被災者当事者の方はもちろんのこと、その方々を支える人も同じように被災していることに気づいたのです。

ハッとしました。

私のわがままのせいで、苦しい思いをされている方を放置している。

休みを返上して働いて、災害の対応に追われている方もいる。

本当にケアが必要な方々でした。

また毎日災害を目の当たりにして、その話を耳にして、沈みがちな心の平衡を保ちにいらっしゃる方にとってもこ場所は在り続けていくだけの価値のある場所だと再認識したのです。

幸い、子どもたちは大きくなり、理解もしてくれているのでとても頼もしい存在です。

しかし一方で、彼女たちにはそばにいてくれる優しいパパが今はそばに居ない(単身赴任中)

ごめんね、いろいろ無理をさせてしまって。

母親としても、なかなか中途半端。自己嫌悪しかない日々に私が押しつぶされていくのがわかりました。

それからは定休日に支援に行くというスタイルをとっています。

無理をせず、私にできる支援の形を追いかけて。

さらに継続的に多くの方の役に立つことを、私の持っているスキルでお返ししたいと思っています。

そして、たくさん支援してくださった全国の方々へ心よりお礼を申し上げます。

その応援に恥じない生き方をしていきたいと思っています。

少しづつではありますが被災された方へ向けて、心身のケアサポートに携われる機会をいただきました。

皆様に寄り添いながら、持てるものすべてで支援していきたいと考えております。

また、これから必要になってくる心身のケアは、ますます需要が増えていく分野です。

一緒に社会に貢献できる、人材の育成にもこれからまた本腰入れて取り組んでいきたいと思います。